ノンデザイナーでも知っておきたい!きれいな白黒写真の作り方
Ohh!
こんにちは、Ohh!です。
今回は、ノンデザイナーでも知っておきたい!『きれいな白黒写真の作り方』です。
Web制作への関心が高まり続けている昨今、Web制作に携わる人の制作範囲も以前に比べ広がっているように思います。人によってはWeb制作のみに関わらず、ロゴマークやブランディングから携わったり、また事業計画やプロモーションを手掛けるなど、一口にWeb制作者といってもその働き方は多岐に渡っています。
そういう状況から、Webディレクターやコーダーでも「ちょっとこの写真の日付消せる?」とか「この写真だけモノクロにしたいんだけど。」などと依頼されたことも少なからずあるのではないでしょうか?
そういった方たちにも知ってほしい。Photoshop CCを使った『きれいな白黒写真の作り方』をご紹介します。(※Photoshopを持ってない方、ごめんなさい)
Photoshopで白黒写真を作る方法は、ひとつじゃない。
ひとくちに、白黒写真と言っても作り方はひとつではありません。
1クリックで完成する作成方法、修正が容易な作成方法、メリハリのある階調を表現する方法など、それぞれメリットもあればデメリットもあります。
実際に、いくつかの方法で白黒写真を作ってみました。
元画像
グレースケール
イメージ > モード > グレースケール
カラー情報(色相・彩度)を破棄します。変換後は、全体的にメリハリのないフラットな印象になった。
最も簡単で、なんとなくやってしまいがちな方法ですが、ハッキリ言っておすすめできません。
また、元画像のカラー情報は失われるので保存する際は、『別名で保存』しましょう。
彩度を下げる
調整レイヤー > 色相・彩度 > 彩度を『-100』
RGB全ての色の彩度を下がる。『グレースケール変換』よりは多少良いが、やはりフラットな印象は否めない。この方法もできれば避けて欲しいです。
メリットとして調整レイヤーを使った変換方法は、画像に対して直接補正を行わない為、再編集が容易にできます。元のカラー画像に戻したい時は、調整レイヤーを削除 or 非表示にすれば、元の画像にいつでも復元できて便利です。
白黒
調整レイヤー > 白黒
色別のパラメーターで各色の調整が可能で、チャンネルミキサー(RGB)よりも多い色数(レッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、マゼンタ)の調整が細かく出来る。
変換後のイメージも『彩度を下げる』よりもメリハリのある画像になった。
白黒 + 自動補正
調整レイヤー > 白黒 > 自動補正
調整レイヤー(白黒)を適用する時に自動補正のボタンをクリックする。するとその画像に対し自動で適正な補正が行われる。
『白黒(初期設定)』よりも、もっとメリハリのある活き活きとした画像になった。
チャンネルミキサー
調整レイヤー > チャンネルミキサー > モノクロにチェック > 任意でパラメーターを調整
チャンネルミキサーを適用する時にモノクロにチェックをいれると、初期値(レッド40%、グリーン40%、ブルー20%)に設定される。その数値を写真を見ながら最もきれいな値(RGBの合計が100%になるよう)に調整する。
『白黒 + 自動補正』よりも、さらにきれいな階調の画像になったような気がする。
デメリットとしては、任意でパラメーターを細かく調整するので、ある程度の時間を要します。
まとめ
一口に、白黒写真と言っても作成方法や結果がそれぞれ異なります。
また、Webサイトに使用される写真のクオリティは年々上がっているように感じる中で、少しでも画質を落とさないような画像補正を心がけることも重要だと考えています。より手軽で、出来るだけきれいな補正を今回の中から選んでもらうのもいいし、ご自身で新たな作成方法を考えてみるのもいいですね。
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